現金化に伴う手数料については理解して行う事が鉄則

換金率の基準

クレジットカード現金化業界の換金率の基準は?手数料の内訳とは?

クレジットカードの手数料には各社、色々な理由からお金が掛かってしまうことが多いです。

業界自体が統一化されていないことや、それぞれの店舗の基準にてホームページの換金率の表示方法を決めている為、手数料が差し引かれて記載している店舗があったり、記載している換金率からさらに手数料を差し引く場合とそれぞれの業者が存在します。

特に悪質な場合では表示している換金率からさらに手数料を差し引く事もあり、最終的には低い換金率で現金化の取引を行わされることがあります。

いくら自己責任といえども、そういった悪質な業者のワナや手口に騙されないようにする為には手数料について正しい情報を身に着けることがとても重要となります。

買取方式とキャッシュバック方式以外にも手法はあるの?

買取方式とキャッシュバック方式
お金が急に必要な状況となり、キャッシングなどでは借りられない場合では、資金調達の手段としてインターネットでも多く検索されるのは間違いなくクレジットカードの現金化でしょう。

ここでいうクレジットカードでの現金化とは専門業者によるショッピング枠を使って現金に換える方法です。

ですから、何らかの理由によりキャッシングや消費者金融からの借り入れができない状況であっても、自分名義のクレジットカードがあってショッピング枠に余力さえあれば現金化することができます。

現在では専門の業者以外にも多くの手段が紹介され利用することができるようになりました。

例えば、フリマアプリでの個人間による現金化取引だったり、クレジット決済による多種ギフト券売買など様々ありますが、利用者が一番多いのは専門の業者を利用して現金化を行う方法です。

では業者を通して行うクレジットカードの現金化にはどういった仕組みで取引が行われるかご存知でしょうか。

現在、利用される手法としては「買取方式」と「キャッシュバック方式」の二種類となっております。

実はこの二種類以外の方法も利用されることがあるようですが買取方式とキャッシュバック方式のいずれかで現金化する店舗がほとんどで、どちらかというとキャッシュバック方式の利用の方が多い傾向です。

買取方式とは、クレジットカードで購入した商品を専門の業者や現金化業者に買い取ってもらう事によって現金を受取る方法です。

基本は現金化業者から指定される商品をクレジットカード決済で購入して、現金化業者に必要な金額で購入してもらうというものです。

実際、現金化業者は買取った商品を転売して利益を得る場合が多く商品の決済代金よりも6割~8割ほど安い金額での買取となるところが多いようです。

一方キャッシュバック方式は現金化業者が運営するネット販売サイトなどを介してキャッシュバックの特典付き商品等をクレジットカードによる決済で購入させて、キャッシュバック相当の現金を支払うというものです。

換金率と手数料のカラクリ

手数料の仕組み
キャッシュバック方式を採用する現金化業者等の公式ホームページにはおおよそ換金率表が掲載されています。

ほとんどの業者が利用金額に応じた換金率となっており、基本は一覧を見ればどのくらいの金額が手に入るか把握できると思います。

わからないからと問い合わせして聞いてみても「ホームページの換金率表での金額となります。」と返答されることも良くあります。

例えば10万円の現金化を行う場合で85%の換金率となっていれば、通常では8万5千円の現金が手に入るはずですよね。

しかし、そうでない場合が多く散見されることから悪質な業者などの実態を紐解いていきます。

悪徳業者などでは目先の利益欲しさに色々なごまかしを行って、換金率に無い手数料として差し引いていくことがあります。

優良店と言われる店舗では記載されている換金率での現金化だったり、銀行への振込み手数料のみ負担などの事前告知があったりと、明朗となっています。

明朗になっているからこそ、悪質な業者の換金率表と比べてしまうと表示されている換金率が低く設定されていたりすることがありますので知識として身に着けておいてもらいたい内容です。

つまり、悪質な業者ではとくに換金率の一覧表を公式ホームページに記載していることが多く、そのほとんどは高い換金率となっております。

しかし、悪質業者が掲げる利用額別の換金率表などでは手数料などを考慮しないで記載し、実際には決済後に色々な名での手数料が引かれる為、実際に受け取る金額は低くなってしまうことがほとんどです。

具体的な事例ではホームページ上での記載よりも最終的には10%~15%引かれて振り込まれているようです。

一番大変なのは利用者が実際に必要としていた金額を受け取ることができずに困り果ててしまう可能性もあります。

そういった状況はできる限り避けたいものです。

ではどうやってリスクを回避してクレジットカードの現金化を行えばいい

リスク回避
では悪質店舗の手数料や換金率の問題について解決していきましょう。

クレジットカード現金化を利用する人の多くは、他での金策ができる状態ではない事が多く、最終的な手段として利用しているようです。

そのためにできるだけ騙されたくないし、損もしたくないといった心理状態から比較的複数の現金化業者を閲覧してその中でも換金率の高い業者を選択している傾向にあり、最近ではクレジットカード現金化を行う業者が数年前と比べると非常に多くなってきたように感じます。

そのため、各店舗は顧客を獲得できるように高い換金率を掲げ営業しているのが実態というわけです。

その中のすべての業者とは思いませんが、顧客の集客目的だけで実際とは違う他社よりも高い還元率を掲載しているのも確認しております。

客観的に考えてみれば、高い換金率の設定では大丈夫なのかなと思うはずです。

それもそのはず、スタッフの給料や事務所の経費すらままならないほどの換金率では悪質な業者でなければ経営が成り立ちません。

真っ当な店舗であればあるほど、実際の換金率を表示しているので他社と比べると見劣りはしますがそのまま適用して現金化を行ってくれるはずです。

ですから、金額別での設定をしている店舗が多いのは1回の現金化で得られる手数料などが変わってしまうからです。

例えば90%の換金率では10万円で利用した場合は1万円が残りますが、1万円の利用では千円しか残りません。

この残金のなかで事務手数料や決済手数料、振込み手数料などを支払う事になりますから1回の現金化で金額が少ないと赤字になってしまいスタッフのお給料すら支払えません。

ですから小口での取引となると80%~85%と下がってしまうことも頷けると思います。

しかし、小口の利用であっても95%などと高い換金率を掲載している業者も存在しております。

鵜呑みにして申し込んでしまってはいけません。

実際に現金化を行おうと考えていると1%でも高い換金率の方が良いと選んでしまう事も本当にあります。

ですが、最終的には決済手数料、配送料、消費税、振込み手数料、事務手数料などと差引され60%前後の現金しか振り込まれないようです。

現金化の手数料って一体何なの?

手数料って何
現金化の利用者がホームページをみて9万円を受け取れると思って申し込んだのに振り込まれた金額は6万円だったという話はよく耳にします。

ですが初めてクレジットカード現金化を利用する人などは、何となく後ろめたさがある為か、想定していた金額よりも少ない金額しか受け取れなかったとしても、あまり疑問をいだかないようです。

さらには切羽詰まった状況下におかれている場合では理不尽な対応を受けても、現金さえ受取れれば有り難いとさえ思ってしまうようです。

決済手数料ってなんですか?

クレジットカード現金化を行った場合、決済手数料が差し引かれることがあります。

前述の通り、優良店であれば決済手数料を差し引いた換金率をホームページなどに掲載しているはずなのですが、悪質業者などでは掲載換金率からさらに決済手数料を差し引くのが常套手段と言えるでしょう。

つまり、優良店舗でも悪質店舗でも決済手数料の支払い方法が違うだけでクレジットカード現金化ではほとんどの業者で発生してしまいます。

決済手数料が発生する場合はクレジットカードの現金化業者が誘導するサイトでキャッシュバック特典付の商品をカードで購入した際に、決済端末でカードを切る必要がある為、この際に手数料を取ります。

この手数料が現金化業者の利益となるわけです。

クレジットカード現金化はグレーゾーンと言われており、法律的には問題が無いとされていますが、実際にはクレジットカード現金化に関する法律が施行されていないだけであって全く問題がない取引とも言い切れません。

現金化行為そのものでは違法性を問う事は難しいですが、付随する内容によっては違法となる状況もあります。

現金化行為そのものではありませんが実際に業者が逮捕されたケースもあります。

したがって現金化を商売とする側も利用する側もリスクが少なからず伴っている為、特に業者にとっては決済手数料がリスク対応や対策での費用としての意味合いもあるのかもしれません。

また、クレジットカードのブランドにより決済手数料などの金額が変わる事もあるようです。

実際にショッピングをする際も実はカードブランドによりお店側が支払う金額が違いますのがあまり気づかれることはありません。

一般的に国内で利用されるブランドではVisa、JCB、Master、AMEXがありますがその中でも少額ですが違いが出ます。

しかし、懸念されるのはそういった理由ではなく悪質業者が「お客様のカードブランドでは手数料などが高くなってしまいます。」といって全てのカードブランドを対象に換金率を下げてしまう手口です。

決済手数料自体に差が出てしまうのは現金化業者の企業努力ではどうにもなりませんしお店側の要因ではありませんので納得できますし仕方ありません。

しかし、そういった状況を悪用して掲載している換金率からさらに利益を得ようとする行為を行っていることが問題と言えるでしょう。

配送料ってなんですか?

続いては配送料と呼ばれる名目での手数料についてです。

キャッシュバック方式を採用しているクレジットカード現金化の際に商品購入をカードで決済すると思いますが、購入したい商品を受け取らなければ現金化の取引が成立しません。

もちろん、電子データの商品購入やカード決済が完了した時点でお金を振り込んでくれる業者などもあるようですので配送料という費用が発生しないかもしれませんがあまり信頼のおける店舗ではないようです。

商品自体受け取っていないのでトラブルがあった時はある程度の覚悟は必要かもしれません。

もちろん配送料が掛からないに越したことはありません。

しかし、店舗によって配送料の金額が違う事もありますし、配送料としての金額を明記してもらえない現金化業者もいます。

配送料としていくらかかるのかを明記してかかてしまうのであれば仕方ありませんが、決済手数料のようにホームページで掲載されている換金率から取引後にさらに配送料として差し引かれるような場合は想定の金額が手元に来ない可能性もあるので注意が必要です。

消費税って掛かるんですか?

一番わかりづらいのがこの消費税です。

とくに買取方式などで外部企業が運営するサイトから商品を購入したり、実際の店舗に出向き商品を購入するのであれば「税込」や「税抜」の表示がされているので問題はないでしょう。

しかし、現金化業者がすすめるネット通販サイトなどでキャッシュバック方式を採用したカード決済では表示価格が内税なのかどうかの判断が難しいことが多くあります。

10万円の商品をカード決済して現金化を行ったとしましょう。

90%の換金率で振込まれるはずですので9万円を手にすることができるでしょう。

ここまでは何も疑問に思いませんし、気づかない人もいるかもしれません。

ですが、実はカード決済した金額が「10万円+消費税」だったとしたら、消費税8%では10万8千円の返済となるわけです。

つまり、返済額は10万8千円ですから実際は換金率が90%以下となってしまっているわけです。

ですのでカード決済する用品が税込か税抜なのかをまず確認する必要があるというわけです。

記載している金額にきちんと税込と表示があるならば安全性の高い業者と言えますし、問い合わせしても明確な回答が得られなければその業者での取引を一度検討した方が良いかもしれません。

振込み手数料って掛かるんですか?

振込み手数料はご存知の通り、銀行振込みを利用しての現金受け渡しとなりますのでほぼすべての業者で掛かります。

現金化にかかわらず通常の銀行利用でも振込み手数料は掛かるものです。

ですが、通常では数百円程度であると思いますが明細が誤魔化されたり、明らかに高い金額を徴収しているような悪質業者もいますので事前の確認が必須です。

回答が得られないようならこちらも安全性が低いと言えるでしょう。

結局のところは悪質な業者は間違いなく存在するという事を知っておいてください。

現金化を行う際は優良店だとしてもある程度の手数料が掛かってしまいます。

正しい知識を身につけた上で、ホームページに記載してある換金率は手数料を差引いたものなのか、それともさらに引かれてしまうものなかを注視する必要があります。

いくら記載している換金率が高くても結果的に振り込まれる金額が少なくなってしまうような場合は取引を中止しましょう。

申込みの前にホームページをよく確認してリスクを軽減しましょう。