ほとんどの店舗で法人や事業主など企業向けの特別プランが用意されています
小規模な法人の経営者や個人事業主の場合、事業資金の調達に苦労する時代となっています。
銀行から借りる場合は、事業年数や売上げなど事業の実績によっては融資がかないませんし、借りることができるとしてもたくさんの書類の準備や時間のかかる審査などの煩わしいことが待っています。
クレジット会社や消費者金融にも法人向けローンがありますので、それを利用するという方法もあるでしょう。
しかし、審査に時間がかかることは避けられません。
法人経営者や個人事業主が急ぎで現金を準備したい場合、何かいい方法はないのでしょうか。
ある経営者のピンチ
都内に住む40歳代のAさんは、小さなデザイン事務所の経営者です。
独立開業して2年近くになります。
以前勤務していた制作会社のコネもあり事業もそこそこ順調で、大きめな仕事も依頼されるようになってきました。
しかし、仕事を受けるにはある程度の資金が必要です。
今回受けた仕事では予定よりも大幅に経費がかさんでしまい、取引先への支払いだけでもギリギリ足りるかどうか、という状況となってしまいました。
取引先への支払いは延ばせませんし、滞れば信用問題にかかわります。
アシスタント社員への給与も支払わなければなりません。Aさんはどうにもならない窮地に陥ってしまいました。
Aさんが見つけた方法とは?
銀行やカード会社に融資を頼もうにも、もう日にちが足りません。
審査などで掛かる日数を考えると、どうやっても間に合わないのです。
困ったAさんは「何か良い策はないか?」とインターネットで調べ始めました。
そこで、「クレジットカード現金化」を紹介するサイトを見つけたのです。
「クレジットカード現金化」なら審査は必要ありませんし、すぐに現金を手にすることができます。
また、仕事が忙しく店舗に出向く時間が取れなかったのですが、電話やインターネットでの手続きだけで済みました。
嘘のような話ですが、現金化のおかげでAさんは無事に資金を調達でき、苦しい状況を乗り越えることができたのです。
Aさんが得をした裏技とは?
実はAさんが利用したのは、通常の「クレジットカード現金化」ではなく、法人用クレジットカードを利用した現金化です。
法人用カードのショッピング枠は、一般のクレジットカードよりも枠が大きく設定されています。
つまり、カードの現金化を行う場合、その分大きな金額で利用できるのです。
法人経営者や個人事業主でなければ持てないカードですが、この法人カードを使えば有利な現金化が可能です。
では、安心できる店舗や業者で現金化を行うにはどうしたらいいの?
クレジットカード現金化を安心して行うにはどうすればいいでしょうか。
最も大切なのは、信頼できる業者を選ぶことです。
信頼できる業者を選ぶためにはいくつかのポイントがあります。
具体的に挙げていきますので、企業様や事業主様が現金化を行う場合の参考にしてみてください。
優良業者を選ぶポイント
まずは歴史や実績があるかを調べよう。
現金化業者のサイトをチェックすると、長年の実績がある業者はしっかりと「創業○年」といった表記がされています。
長くこの業界でやっているということは、良心的で信頼のおける業者だということにつながるでしょう。
ホームページの概要欄などをチェックしてみてください。
電話の応対がどうか
問い合わせの電話をかけてみるとわかりますが、しっかりした会社の場合は社員教育がされていますので、電話での応対もきちんとしています。
逆に、調子の良いことばかりを言う、礼儀がないなどの場合は要注意です。
ちょっとした対応から、安心できる業者は見抜けるものです。
会社情報がきちんと掲載してあるか
ホームページを見ていると、派手なレイアウトで目は引くけれど中身がない、さらには会社の住所も載っていないといった業者も見られます。
信頼のおける業者ならば、ホームページに会社情報もしっかりと載せています。
まずは住所・所在地を探してみましょう。会社の基本情報をチェックです。
不審な言動があったら要注意!?
少し問い合わせただけなのに必要以上に個人情報を聞いてくる、「うちでは現金化できないが他の業者を紹介できる」と言われる、という業者はあきらかに悪質です。
個人情報を売られるといった犯罪に巻き込まれる恐れもありますので、だまされることのないよう気をつけましょう。
業者に頼まずに安心して現金化?
クレジットカードの現金化には、自分で行う方法もあります。
クレジットカードで買ったものを中古品の買取店や金券ショップなどで買ってもらうという方法ですが、これにもメリットとデメリットがあります。
メリットとしては、悪徳業者にだまされない、還金率が高い場合が多い、といったところでしょうか。
デメリットとしては、カード会社に目を付けられやすいという点が挙げられます。
現金化を行うことは、カード会社の規約違反になる場合があります。
もしも規約違反だと判断されてしまった場合、すぐに取引停止となることが考えられます。
色々なメリットやデメリットを知ったうえで、安心して利用できる方法を考えましょう。
カードでお金を借りる時の金利と利息の仕組みについて
お金を借りる時に注意しなければならないのが金利です。
カードローンであれ消費者金融であれ、借金には金利が伴い、実際に利用すると「年利率4.8~18.0%」などの記載があることに気づくでしょう。
しかし、これではいったいいくら返済することになるのかわかりにくいです。
そこで、金利の仕組みや利息の計算法について知っておくことが大切になります。
個人の貸し借りではなく、一般に借金と言われるものは、借りた金額を返せばそれで終わりというわけではありません。
ローンでも消費者金融でもお金を借りることの利用料として、必ず利息も支払わなければなりません。
1日単位の利息を計算するのに日歩、1カ月単位では月利、1年単位では年利と言いますが、カードローンでは年利が基本的に使われます。
また、年利とともに実質年率という、残高により利息が変動する時に使用する利率も計算には必要になります。
というのも、金利には上限が決められており、貸す側が好きなように金利を決めることができないようになっているからです。
利息制限法という法律があって、10万円未満の融資には年利20%以下、10万円以上100万円未満なら年利18%以下、100万円以上なら年利15%以下というふうに金利が決められています。
この範囲に収まっていれば、貸す側が金利を自由に設定できるようになっています。
したがって、同じ金額を借りるのでも、借りる側の信用度や完済までの期間によって、金利が違うことがあるのです。
上記の通り、借入額が大きくなれば大きくなるほど金利の上限は低くなりますが、複数のローンの総計が100万円以上になる場合は、1件ごとに金利が設定されることになるので、100万円以上の借金がある場合でも、実質15%を超える金利となる場合があります。
そのため、借金はできるだけ1カ所にまとめた方が、金利が低くなる分お得なのです。
また、返済期間は短い方が利息が少なくなります。
たとえ同じ金利であっても、1年かけて返済するところを6カ月で返済することで、利息を半分にすることができるのです。
クレジットカード現金化は借金ではないので、上記のような金利や利息とは異なります。
クレジットカードのショッピング枠を利用するので、現金化した金額はいずれはカード会社に返さなければならないのですが、借金とは異なり、返済によけいな利息がかからなくて済むのです。
分割での返済なら手数料が必要になりますが、現金化した翌月に一括で全額返済すれば、カードローンや消費者金融でお金を借りるより返済額が少なくて済むというわけです。
『こういった手口には注意するようにしてください』具体例を公開
クレジットカードでの現金化とは、利用者が業者からクレジットカードで物品を購入し、購入した物品を業者に買い取ってもらうことによって現金を手にするという行為のことです。
もちろんこのシステムは個人でも企業でも全く変わりはありません。
この際、物品の売却価格、物品の買取価格の差額が業者の利益となります。
現金化は正規の手続きに準じた商行為であり、グレーゾーンではあるものの、違法ではないという考え方が一般的です。
しかし、還元率、すなわち実質的な金利が法定利息を超えるものもあり、問題視されています。
クレジットカード現金化の悪徳業者のほとんどはあからさまな高い金利で資金を回収するようなことはなく、もっと巧妙な手口を用いてきます。
代表的なものが、利用者に物品を売りつけるだけ売りつけて、お金を振り込まないというものです。
その後、当然ながら連絡はつかなくなります。
利用者はお金を盗まれたわけでも奪われたわけでもなく、一応は売買契約が成立しているので積極的な訴えに出ることはできず、泣き寝入りというケースが多いようです。
その他、お金の振込はあったものの、約束の金額に達していない、約束の期日に振り込まれないというケースもあります。
このような場合、なんらかの理由を付けて振込みを渋り、そのままフェードアウトしていくというのも悪徳業者の手口の一つです。
クレジットカード現金化の悪徳業者はどのような手段を用いてでも資金を回収してこようとします。
しかし、高い金利だと利用者の足が遠のいてしまうので、ホームページなどに虚偽の低い金利を表示しているというところも多いです。
こうした悪徳業者は実際の申込時には本来の高い金利で契約を迫ってきます。
その際によく使われる手口が、カードの種類、職業、住所などを理由として金利を引き上げるというものです。
業者の対応に違和感を覚えたら、すぐに申し込みをキャンセルするようにしましょう。
この際、強迫まがいにキャンセル料を請求してくることもあるので注意が必要です。
クレジットカード現金化には上述した買取方式の他、キャッシュバック方式というものがあります。
業者からクレジットカードで物品を購入するという手順は買取方式と同じですが、現金買取では商品の業者の買取によって現金の振り込みが行われますが、キャッシュバック方式では購入した商品にキャッシュバックするという形で現金の振り込みが行われます。
手続きが簡略化されるのがキャッシュバック方式のメリットですが、キャッシュバック方式は詐欺が行いやすく、キャッシュバック方式を採用している業者は悪徳業者が多いので注意しましょう。