増えてきた現金化業者を良くも悪くも探る!
近年、クレジットカード現金化を行う業者が増えてきています。
以前は大々的に宣伝をするような業者は少なかったのですが、カード現金化の利用者が増えることで参入業者も増加していき、現在のように一般的にも知られるサービスとなりました。
もちろん良心的な優良店舗もありますし、最初から詐欺を狙うような悪質な業者もあります。
その実態とはどのようなものなのでしょうか。
まずは悪質な業者の実態をお話します。
クレジットカード現金化の手口を使った悪質な業者が初めて摘発されたのは2011年のことです。
2012年にも同じように、買った商品の代金をキャッシュバックすることによって現金化する手法で逮捕者が出ました。
出資法違反の容疑となっております。
このケースでは、クレジットカードのショッピング枠で購入させた商品の代金をキャッシュバックするように見せかけて、実は業者は最初から現金を貸し付ける目的であったと判断されました。
これは、違法な高金利で貸し付ける消費者金融業を行っている業者が、同時にクレジットカード現金化も行っているパターンです。
悪徳業者の場合、貸金業の登録を行っていないケースもみられます。
ほかにも、2013年に出資法違反の疑いで逮捕された業者は、アダルトサイトを運営していました。
サイト利用の名目で高額な料金を請求し、料金を支払えない利用者には高金利で現金を貸し付けたということです。
この業者の場合も、キャッシュバック型の現金化を行っていました。
価値のない物を高額で購入させるやり方は、お金を貸し付けることが目的だと判断され摘発されました。
これらの業者のように、クレジットカード現金化を行う業者は専業で行っているところばかりではありません。
違う事業を手掛けながら現金化にも手を伸ばしているという業者の実態が見えてきます。
それは顧客が増えるのに伴い、知識の少ない新規での利用者を狙った詐欺まがいの行為を平然おこなっているということです。
また、日本の特徴でもありますが被害者が多数出てからだったり、被害届が多数出てから法整備に入るといった事後の対策を行っている悪い特徴を利用した、悪質な行為といえるでしょう。
お金を奪えるだけ奪って法律や規制が出来たら次の手口を考えるということを繰り返しているのです。
良心的な業者ももちろんあります。
悪質な業者のことばかりを述べてきましたが、なかには良心的な業者や店舗もあります。
良心的といっても相手も企業ですから、手数料や換金率が100%ということはありません。
それなりの利率は運営上必要になりますから取られますが、きちんとした説明や方法や振込まれる換金率についても明記していることでしょう。
今は、店舗名や企業名などをインターネットで検索してみると、ネットの口コミや評判などを知ることができます。
其の全てが正しいとは限りませんが、大体の目安にはなります。
また、過去に問題があった業者ならば、名前を検索すれば情報が引っかかってくるかもしれません。
企業のホームページなどにも企業の情報などが明記されているなどの確認を行うことが必須となりますが利用する店舗について少しでも多く情報をしておく事が必要になります。
利用したユーザーなども悪徳な店舗の被害を軽減するために共有する情報などを発信していますので、業者の実態を知ることが大切です。
店舗によって買取方式・キャッシュバック方式がある?
キャッシュバック方式とは?
キャッシュバック方式は業者が販売する商品をクレジットカードで購入し、購入代金から一定の現金がキャッシュバックされるというものです。
インターネットだけで簡単に手続きが終了しますので、時間がかからず、すぐに現金を手にすることができるというメリットがありますが、上記でも述べたとおり摘発された業者についてはキャッシュバックを行っておりましたので全くのノーリスクというワケでもなさそうです。
買取方式とは?
買取式は、クレジットカードで購入した商品を業者に買い取ってもらうというものです。
基本的には、業者から指定された商品を買って、その商品を業者に送り、業者のもとに届いてから買取額を振り込んでもらうという流れになりますので、現金を手にするまでにかなりの時間がかかってしまいます。
もっと簡単な方法をとる場合もありますが、キャッシュバック方式と比べると時間や手間のかかるものだと言えるでしょう。
リサイクルショップなどに買ったものを持っていくのと変わらないようにも思えますが、質屋に持っていくよりかは確実に手に入れられる現金の予測がつくことや需要と供給によっての変動が無いということのほかに換金目的の転売だとカード会社に悟られにくいという点が上げられます。
買取方式で時間がかからない方法もある
買取方式でも現金化までに時間がかからない場合があります。
1つは、インターネット上で商品の購入手続きをし、届く前に業者に売るという方法です。
もう1つは、もともと業者が商品をもっており、それを購入して買い取ってもらうという方法です。
通常では何日も掛かってしまうところを即日で現金化できますので、とても便利な方法だと言えるでしょう。
しかし、どちらの方式もクレジットカード会社が定める規約にふれる可能性があります。
現金化を行う場合は、
- 違法ではないのか?
- カード会社の規約違反ではないか?
のチェックは欠かさないようにしましょう。
自分でカード現金化
現金化の方法としては、上記以外にも「自分で現金化する」という方式もあります。
やり方としては買取方式に近い方法です。
まずクレジットカードでブランド品や家電製品、チケットなどを購入し、それを中古品買取店やチケットショップなどで買い取ってもらうという方法です。
場合によっては時間もかからずに現金化できますし、業者にかかる手数料も必要ありません。
ただし、個人で行う現金化は、とくにカード会社からのチェックが厳しいようです。
規約に反するようなことを行えば、すぐに取引停止となることも考えられますので、十分に確認するようにしましょう。