知っているようで知らなかった事やイメージだけで認識していることは多い
- 現金化は借金とは違う
「クレジットカード現金化」と聞いて、どのようなイメージをもつでしょうか。
実は多くの人が、現金化に対して間違った認識をしているのです。
どのように誤解しているか見ていきましょう。
まず、「クレジットカード現金化はクレジットカードを担保にして借金をする」と思っている人がかなりいます。
現金化はお金を借り入れるのではなく、購入した商品を売ったりキャッシュバックを受けたりすることで、現金を手にするものです。
つまり、新しい借金が増えるわけではないのです。
- 借りてないのなら返さなくていいの?
「借金ではない」と言うと「返済しなくていいの?」と思われるかもしれませんが、そういう意味ではありません。
現金化したお金は、業者から買い取ってもらった、或いはキャッシュバックを受けたお金ですので、もちろん業者に対して返済する必要はありません。
しかし、カードを使ってショッピングをしたという記録は残っていますので、カード会社に対しての支払いは発生します。
つまり、お金を借りた記録はどこにも残っていませんが、ショッピング分の支払いを行う必要があるということです。
「借り入れの記録を残したくない」という人は現金化を検討してみるのもいいかもしれません。
- 現金化は金利がかからない?
クレジットカード現金化についての間違った情報を聞いて、仕組みを色々と誤解している人もいるようです。
他にも例を挙げてみると、「クレジットカード現金化は金利が掛からない」というものがあります。
「キャッシングやカードローンには高い金利が設定されているけど、現金化ならば金利がないからお得」というものです。
しかし、この情報は完全に間違っているわけではありません。
そもそも現金化は、商品を買い取ったりキャッシュバックしたりしたお金です。
借金ではありませんので、返済の必要も金利も無関係です。
ただし、クレジットカード現金化の場合、業者に支払う手数料というものがあります。
この手数料は業者によってまちまちで一概には言えませんが、通常の借り入れにつく金利に比べれば高く設定されている場合も多いです。
- 手数料が高くても違法とは言えない
借り入れに対する金利は法で上限が定められていますが、クレジットカード現金化についてはまだ法が整備されていません。
つまり、高い手数料を請求されても「違法である」とは言えないのが現状です。
現金化に対する規制や整備はこれから進んでいくと思われますが、利用を考えている場合は悪質な業者に騙されることのないよう注意が必要です。
クレジットカードのブランドによっては使用できないものもあるのか?
クレジットカードの現金化は、クレジットカードを所有している人であれば、どなたでも利用できます。
しかも、クレジットカードやカードローンの申し込みのように、年収や勤務先などを記入する必要はありませんし、収入証明書や本人確認書類も不要なので、とても簡単です。
ただし、クレジットカードの現金化は、サービス業者を通じて行う場合、その業者が認めるクレジットカードでないと利用できないことがあります。
どんな種類のクレジットカードでも、すべての業者で使えると思っていると、いざ利用しようとした時に断られることもあります。
クレジットカード現金化業者は、利用できるクレジットカードのブランドを指定しているところもあります。
クレジットカードには国内・国際ブランドともにさまざまですが、代表的なところでは、Master、VISA、AMEX、JCB、ダイナースクラブといった国際ブランドや、UFJ、DC、NICOSといった国内ブランドがあります。
国内のブランドでも国際ブランドと提携していることが多いので、どちらも1枚のクレジットカードで利用できることが多いです。
普段の利用ではクレジットカードのブランドに特に気を留めていない人も、現金化にはブランド名が重要ですので、自分の所有するクレジットカードのブランド名と提携先ぐらいは調べておいた方がよいでしょう。
多くの業者で利用できないブランドがあるので注意が必要です。
AMEXやJCBがそれで、これらは利用できない業者が多いので、新たにクレジットカードを作るときにはこれらを避けた方がのちのちのことを考えると便利でしょう。
国際ブランドのなかでもMasterやVISAは、全世界に多くの加盟店を持っているので、ほぼすべての現金化業者で利用できます。
どちらかを1枚持っておくと、現金化したい時にも使えますし、海外旅行でもほぼ使えるので便利です。
利用できるクレジットカードの種類は、現金化業者のホームページに詳細が記載されているので、利用の前に必ず確認しておきましょう。
あと、普段からカードを利用している人は注意しておくべきことがあります。
クレジットカードの現金化は、カードのショッピング枠を利用するものなので、自動引き落としなどでショッピング枠をよく利用している人は、枠の残りが少なくなっていることがあります。
限度額に達してしまえば、いくらVISAカードであっても現金化は不可能なので、残りのショッピング枠の金額には注意が必要です。